痔瘻はにおいで判断することができる。悪臭を感じたら要注意

ふと気づいた時、お尻から何か嫌な臭いがしているという経験はありませんか?

もしかしたらそれは痔瘻(じろう)を原因とする悪臭かもしれません。

今回は痔瘻がなぜ悪臭を放つかについてご説明します。

肛門からの悪臭は痔瘻の可能性大!

排便後にちゃんとお尻を拭いているにも関わらず、肛門がいつも湿っぽく、さらに異臭を伴うとなれば、すでに痔瘻を患っている可能性が高まります。

痔瘻とは肛門の付近に、肛門とは別に体内と体外を繋ぐトンネル(穴)ができた状態のことをいいます。

その穴から分泌物や膿がにじみ出ていることで、肌がただれたり、痒みを伴ったり、下着が汚してしまうほか、分泌物や膿から発せられる独特の異臭を放つようにもなります。

痔瘻になってしまう原因

そもそも痔瘻になってしまう原因は、その前段階である肛門周囲膿瘍を発症することに始まります。

肛門周囲膿瘍とは直腸と肛門の境にある歯状線の肛門陰窩(こうもんいんか)と呼ばれるくぼみに、細菌が入り込むことで化膿し、膿の溜まりが形成されることを言います。

最初は排便時に違和感を感じる程度ですが、進行スピードが早く、あっという間に激しい痛みを発するようになり、38度以上の発熱を伴ったりします。

肛門周囲膿瘍は膿の溜まりが自然に破れるか、医療機関で切開を行うなどして排膿すれば治りますが、その際に細菌が入り込ん源発口と、排膿の際に皮膚上にできた二次口を繋ぐ瘻管(ろうかん)が残ることがあります。

この瘻管が残った状態こそが痔瘻です。

痔瘻が形成される隙に、肛門周囲膿瘍を経ずに発症することは稀で、もし肛門周囲膿瘍を経験してないで痔瘻になったという方でも、実は激しい痛みや発熱を経験する前に、自然に排膿されたと考える方が自然です。

放置を続けるとさらに便による悪臭が!

痔瘻の発症後、自然に皮膚面の穴(二次口)が塞がることがありますが、ほとんどの場合、しばらくすると再び化膿しはじめ、激しい痛みがぶり返されます。肛門周囲膿瘍の再発です。

痔瘻が他の痔症状に比べて厄介である理由のひとつに、痔瘻が治ったと思っても肛門周囲膿瘍が再発し、肛門周囲膿瘍が治ったと思っても、痔瘻が再発するという悪循環を繰り返すからです。

さらに、適切な処置をしないままいつまでも放置し続けると、瘻管が複雑化したり、穴自体が広がったりするようになります。

ヒサヤ大黒堂のお客様の中には、瘻管が広がったことで、分泌物や膿だけでなく、便まで漏れ出るようになり、さらに不快な悪臭に悩まされるようになったと話す方もいらっしゃいました。

痔瘻で苦しんだ人の声

実際に痔瘻と、それを原因とする悪臭に悩まされた方の声をご紹介します。

鹿児島県在住のMさん(男性)
「お尻に異常を感じるようになったのは36歳の頃。排便時に痛みがあり、はじめは大したことないだろうと、たかをくくっていたのですが、症状は急速に悪化。お尻に触れるとコリコリとしたしこりを感じ、辺りは膿で腫れあがりズキズキとうずきます。不安でいてもたってもいられませんでしたが、ひとたび膿が出てしまうと、その痛みが嘘のように消えたのです。やれやれこれで終わりかなと思うとまた化膿してうずき始めます。苦痛に耐えかねて、医者の診療を受けましたが、できることなら手術をせずに治したい。会社を休むことなく、薬で治す方法はないものか、と来る日も来る日もそのことばかり考えていました。その間にも痔は一層悪くなります。膿を持った時のうずきは尋常ではなく、おまけに幹部からでる分泌物や膿のため、お尻はいつも湿っぽく、皮膚がかぶれて痒くてたまりません。下着は常に汚れ、くさい臭いがして、人に接する時はとても気になりました。痛さ、痒さのほか、不快な臭いまで付きまとい、もはや仕事どころではありません。暗たんたる思いで、苦痛と迷いの毎日を過ごしていたのです…」

におい以外で痔瘻と早期判断できるポイント

不快な臭いを発する前に痔瘻を早期判断するポイントは2つあり、もっとも早期に判断できるのは肛門周囲膿瘍の直後です。

医療機関による切開で排膿した場合は、あまり間を開けないように再診療を受け、瘻管が形成されていないかを確認するようにしましょう。もし膿の溜まりが自然に破れた場合も同様に、必ず医療機関で瘻管ができていないか診断してもらいましょう。

もう1つの早期発見は、肛門周囲膿瘍に気づかずに痔瘻ができていた場合です。

痔瘻によって瘻管ができてしまうと、肛門がいつも湿っていたり、下着が汚れていたりすることが多いですが、同時に肛門を触るとしこりのようなものができていることがあります。

いぼ痔もしこりができますが、痔瘻のしこりはいぼ痔と違って触れたり、押したりしても痛みがないのが特徴です。無痛のしこりに気づいた際は、お尻の湿りや、下着の汚れがない場合であっても、早急に医療機関で診断してもらうようにしましょう。

痔瘻は一般的に手術でしか治らない病気

痔瘻が厄介な痔症状である理由として、再発の悪循環を繰り返すことを挙げましたが、もう一つの理由として、いぼ痔や切れ痔と違い、市販薬や医療機関の処方薬での治療が難しく、基本的には手術でしか治すことができないことが挙げられます。

手術の方法は様々で、瘻管を切り開いて膿の入口から出口まですべて切除する「切開開放術」や、膿の入口や出口のみをくりぬく「括約筋温存手術」、瘻管の源発口から出口へゴム糸を通して縛り徐々に瘻管を切開する「シートン方」などがあります。

しかし、手術で治療したとしても、残念ながらそれは一時的な症状の治まりであり、病原そのものを取り除く根治には至ってはいません。手術=痔瘻が再発しないという保証はないのです。

ヒサヤ大黒堂の家傳薬「不思議膏」は、自然の生薬が病根に対して直接働きかけ、メスでは取り除けない病根を根こそぎ取り除き、あらゆる痔を再発しない体へと導くことを目的にした薬です。

辛い痔を二度と再発したくないという方は、「不思議膏」をぜひお試しください。

お尻から異臭・悪臭がしたらすぐに治療をはじめる

排便時以外に肛門や下着から異臭・悪臭を感じたら痔瘻である可能性が高いです。

個人で判断するのではなく、専門機関できちんと検査をし、治療に臨むようにしましょう。

一般的には手術でしか治せない痔瘻ですが、根治を目指したい方はヒサヤ大黒堂の不思議膏をぜひお試しください。

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