痔を予防するための正しい入浴方法と入浴時の注意点

ヒサヤ大黒堂が運営する、痔の疑問解決メディア大ぢ典です。

痔はふだんの生活習慣を少し意識して変えるだけで、ある程度予防することができる病気です。

そんな痔の予防方法のひとつに正しい入浴があります。

痔の予防に効果的な入浴方法および、なぜそれが痔の予防につながるのか。さらには痔の症状を悪化させる可能性がある入浴時の注意点について説明します。

入浴はお尻を清潔にし鬱血予防になるため痔の予防に効果的といえる

ヒサヤ大黒堂では、痔は細胞の働きが劣化して代謝機能が衰え有害な老廃物が蓄積した結果によるものと考えています。

入浴が痔の予防や症状改善に有効な理由は、温熱刺激と圧刺激を受けることによって血流還流と新陳代謝を促し、血管やリンパ管に作用して血液の循環を活発にするからです。

湯船につかって体が温まれば、汗と共に体内に溜まった老廃物が体外に排出されるようにもなります。また肛門が温まることで、各痔症状を誘発する肛門の静脈叢の鬱血予防にも期待できます。

入浴以外にも肛門を温める方法はあるため、そちらもご紹介します。

さらにお尻(肛門)の状態を清潔に保つという意味でも、入浴は最良の手段の一つであると言えます。

痔を予防するための正しい入浴方法と正しい肛門の洗い方

入浴の際に心がけていただきたいのは、季節を問わず、毎日入ることです。

また入浴の際には出来ればシャワーではなく、体をしっかり温められるように、湯船につかるようにすることが大事です。

半身浴でも構いませんので、40度前後のぬるめのお湯にゆったりと浸り、股を広げてできるだけ肛門に湯が当たるようにすれば、より良い予防効果が期待できます。

また、湯船に入るのがむつかしい場合は、下記記事に記載している方法で肛門を温める事ができるので、可能な方法を試してみてください。

肛門を温める痔の予防方法と注意点とは?

湯船につかる前に、肛門を洗浄される際は、石鹸を使用しなくても結構ですが、もし使用されたい場合には、低刺激のものを用意し、手のひらで良く泡立てて、爪を立てないように優しく洗った後、お湯でしっかりと石鹸分を洗い落とすようにしましょう。

すでにひどい痔の症状の場合は入浴が逆効果になることも!

痔の予防に有効な入浴ですが、すでに痔が発症していて、多量の排膿がある時や、激しい痛みなどがある場合には、痛みが増すなど、かえって症状を悪化させてしまう可能性があります。

そのような場合においてのみ、一時的に入浴は控えるようにしましょう。

ただ、皮膚面が清潔に保たれることも痔の症状改善には大事なことですので、シャワーなどで軽く洗い流すなどして、常に清潔な状態を維持することも忘れてはいけません。

サウナや入浴中のマッサージは痔を悪化させる可能性もあるので要注意

サウナに入ると汗と共に老廃物が出ると言われています。

実際に老廃物は大小便、汗などを通して体外に排出されますが、痔の原因となる有害な老廃物や毒性物質は、皮下組織から腰椎、仙椎の骨髄にまで埋没していますので、通常の発汗作用程度ではすべて排出されることはありません。

むしろ長時間のサウナ利用は体力を非常に消耗しますので、お疲れにならない程度に留めるようにしましょう。

また同様に入浴中にマッサージによる肛門周囲への無用の刺激も禁物です。

肛門患部へのマッサージが原因で痔を発症・重篤化させてしまうこともあるので、不用意に触らないようにしましょう。

痔を予防するために毎日正しい入浴を続けることが大事

入浴が痔の発症の予防にいかに効果的であるかをご説明いたしました。

今回ご紹介した正しい入浴方法を日常生活に取り入れられることで、痔の発症リスクを格段に抑えることができるはずです。

その他の予防方法と合わせて、毎日の正しい入浴をかかさないように努めましょう。

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