肛門にしこりがある場合は痔瘻の可能性があるのですぐに治療を

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肛門の周りに見覚えのないしこりができていませんか?

肛門 しこり 大丈夫?

何かしら痔の症状であると疑われますが、できた場所や、痛みによっては、痔の中でも特に治療が困難とされる痔瘻(じろう)の可能性が高まります。

今回は痔瘻の詳しい症状についてご紹介し、なぜしこりができるのかをご説明します。

痔瘻のしこりと、いぼ痔のしこりの違い

肛門周囲のしこりと言えば、もっとも発症数の多い痔であるいぼ痔(内痔核)が真っ先に疑われます。

いぼ痔とは肛門周辺の静脈叢がうっ血して、いぼ状にふくらむ症状のことで、いぼ状の患部を肛門の外から触れることでしこりのように感じられるのです。

一方、痔瘻の場合も体内に残った瘻管がしこりのような感触であるため、いぼ痔と勘違いすることがあります。

外から触れた感覚は似ていますが、一方は病根そのものであり、一方は膿が通る管と、全く別物です。

治療を進めるにあたり、どちらの痔症状を原因としたしこりであるかを正しく理解する必要があります。

しこりを感じるが痛みがないなら痔瘻の可能性大

触れて痛みがなければ痔瘻、痛みがあればいぼ痔という風に捉えて、詳細は医療機関での診断によって明らかにするのが良いでしょう。

いぼ痔の場合は、押すと鈍い痛みが発生したり、軽く触れるだけでズキズキとした痛みを伴うことがありますが、痔瘻の場合はどれだけ触れても基本的に痛みを感じることはありません。

また強く押した際に、皮膚表面の二次口から分泌物が出て、手に付着することがあります。

ひとつ注意したいのが、痔瘻の前段階である肛門周囲膿瘍も膿の溜まりがしこりの様に感じることがあります。

こちらは痔瘻と異なり、触れた際にいぼ痔の鈍痛とはまた異なる、激しい痛みを伴います。

さらに、いぼ痔や痔瘻と違って、しこりの原因が膿であるため、押すと患部が凹むという特徴があります。

もし肛門周囲膿瘍後に、痛みのないのしこりを感じたなら、痔瘻を発症してしまった可能性が高いということを覚えておきましょう。

そもそも痔瘻ってどんな病気?

直腸と肛門の境にある歯状線の肛門陰窩(こうもんいんか)と呼ばれるくぼみに、大腸菌などの細菌が入り込むことで化膿し、膿の溜まりが形成されることがあります。

膿の溜まりが自然に破れるか、医療機関にて切開を行うなど、排膿した後に、細菌が入り込んだ原発口と、膿が排出する際にできた二次口との間に管(瘻管)ができることがあり、この状態を痔瘻といいます。

分かりやすく言えば、肛門のそばに肛門の外と内をつなぐ全く新しいトンネル(穴)ができた状態で、別名“あな痔”と呼ばれる理由となっています。

こちらのページで、さらに詳しく画像とイラストを使ってご説明しているので、より深く理解したい方はこちらをご覧ください。

【画像付き】痔瘻は放置するほど悪化する自然治癒することのない症状

痔瘻は一度発症してしまうと自然治癒は望めず、放置することで常態化します。

瘻管から常に膿がにじみ出たり、ひどい場合には便が漏れ出してしまうなど、非常に不快な状態が続きます。

男女共に発症の可能性はありますが、軟便や下痢を引き起こしやすい方や、男性に多くみられる痔症状と言われています。

肛門に激しい痛みを伴う場合は、痔瘻の可能性あり

痔瘻は瘻管から常に膿がにじみ出るなど不快な思いをする一方で、ほとんど痛みを伴わないという特徴があります。

しかし瘻管が形成される前のすなわち膿の溜まりができて排膿されていない段階は激しい痛みを伴います。

これは痔瘻の一つ前の症状とされる肛門周囲膿瘍と呼ばれる症状で、

  • 化膿を原因とする痛み
  • 38度以上の発熱
  • 排便後の残余感

など、さまざまな辛い症状を引き起こします。

何らかの方法で膿が体外に排膿されると痛みが嘘のように治まりますが、その後多くの場合、瘻管が形成されて痔瘻へと発展します。

痔瘻になった後、時折、自然に穴(二次口)が塞がることがありますが、厄介なことに再び体内で膿の溜まりが発生し、痛みが再発します。

痔瘻と肛門周囲膿瘍は切っても切り離せない関係にあり、どちらかが治ればどちらかが再発するという悪循環を繰り返しながら、より複雑な病根を形成していくのです。

痔瘻は基本的に手術でしか治らない

痔瘻は他の痔症状(いぼ痔、切れ痔)と異なって自然治癒はまず見込めず、さらに市販薬や医療機関の処方薬での治療が難しく、基本的には手術でしか治すことができない厄介な症状です。

手術の方法はいくつかあり、代表的なものとして瘻管を切り開いて膿の入口から出口まですべて切除する「切開開放術」や、膿の入口や出口のみをくりぬく「括約筋温存手術」などが挙げられます。

瘻管の位置や、選択した手術方式で再発の確率や、後遺症の確率が変わるため、焦らずお医者様とじっくり相談しながら選択するようにしましょう。

しかし手術で治療したとしても、それは一時的な症状の治まりであって、残念ながら病原そのものを取り除く根治には至ってはいないというのが実情です。

ヒサヤ大黒堂の家傳薬「不思議膏」は自然の生薬が病根に対して直接働きかけ、手術では取り除けない病根を取り除き、痔を再発しない体へと導くことを目的にしています。

手術への不安や、再発への不安がある方は体にメスを入れずして、痔を根治へと導く「不思議膏」をぜひお試しください。

しこりの原因を理解したら

肛門にしこりができている場合は痔瘻である可能性が高いです。

他の痔症状の可能性も否めませんので、まずが専門機関で検査をして、その後適切な治療に臨むようにしましょう。

痔瘻は手術でしか治せないですがそれでも根治に至ることは難しいです。

二度と再発したくないという方はヒサヤ大黒堂の不思議膏をぜひお試しください。

不思議膏を使用していただいた方のお声はこちらで紹介しておりますので、ご興味のある方はご覧ください。

ヒサヤ大黒堂の不思議膏を使用した10人の口コミ

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