日常生活の中に潜むいぼ痔になる6つの原因
男女ともに痔症状の中でもっとも発症数が高い、いぼ痔ですが、痔になる原因を理解し、注意して日々の生活を送るだけで、発症のリスクを抑えることができます。
ここからは、いぼ痔になる原因を詳しく解説し、合わせて日常生活における注意点をご紹介します。
いぼ痔の主な原因は肛門周辺の鬱血
直腸や肛門の周辺には静脈叢(じょうみゃくそう)と呼ばれる、静脈が細かく枝分れして網の目を作り、さらに立体的に構成されている箇所があります。
いぼ痔はこの静脈叢が鬱血して、イボ状の腫瘤(痔核)ができた状態を言います。
静脈叢が鬱血してしまう理由は様々ですが、主に“便秘などを原因とする強いいきみ”や、“座りっぱなしによる同じ態勢を取り続ける”などで、静脈叢が強く圧迫されてしまうことに起因しています。
これさえ守れば発症リスクが激減!日常生活で注意すべきポイント
先ほど紹介した主な原因を意識し、日常的に注意して行動するだけでも、いぼ痔の発症リスクはグンと抑えることができます。
ここでは注意すべきポイントを3つご紹介します。
トイレでは無理にいきまず、出なければ諦める
女性のいぼ痔の原因に特に多いとされるのが、便秘の際に強くいきむ行為によるもの。
痔を予防するためにトイレで気をつけるべき3つのことページで詳しくまとめていますが、体内に便が溜まっていると、不快感からついつい無理にいきんで排便しようとしてしまいがちです。
しかし、この時に静脈叢にかかる負担は重く、常習化すると瞬く間に痔核を形成してしまいます。
排便の際にいきむ時間は1回あたり5秒程度に留め、それでも便が出ないようであれば素直に諦めるようにしましょう。
また長時間便座に座ることでも静脈叢が圧迫されるので、トイレに入る時間は最大でも5分程度に留めることをおすすめします。
長時間同じ態勢にならないよう体を動かす
デスクワークの方に多いのが、長時間座りっぱなしによる、静脈叢の圧迫です。長時間のデスクワークが痔の原因になる理由ページも書いていますが、いぼ痔の原因となります。
定期的に立ち上がって、軽く体を動かすことで、鬱血状態が緩和されますので、業務に支障のない程度に運動するようにしてください。円座クッションなど、お尻の負担を和らげるグッズを併用することもおすすめします。
また意外かもしれませんが、立ちっぱなしも静脈叢に強い負担が掛かっています。
こちらも定期的に屈伸運動をするなどして、肛門周辺の血の巡りを良くしてあげましょう。
お風呂でできる簡単な緩和ケアを
日常生活の中で、いぼ痔にならないよう心掛けていて、静脈叢への負担がまったくのゼロになることはなく、徐々に蓄積されていきます。
そのため1日のどこかで蓄積をリセットする必要があります。その有効な手段が入浴です。
肛門周辺に温熱刺激と圧刺激を与えることで血流還流と新陳代謝が促され、血液やリンパ管に作用して血液の循環がよくなるからです。
入浴の際はできればシャワーではなく、体を芯から温められるように湯船に浸かることをおすすめします。
半身浴でも構いませんので40度前後のお湯につかり、股を広げて肛門に湯を当たるようにすれば、より高い予防効果が期待できます。
もう一段階意識を高めることで、さらに痔の発症を予防できる
いぼ痔の原因の主な原因に便秘によるいきみとありましたが、そもそも便秘にならないようにすればいきむ必要もなくなります。
ここでは便秘発症を抑える方法を3つ紹介します。
食事内容の改善
食生活が悪いと痔の原因になることもページに詳しく記載していますが、脂質や糖質に偏った食事をとると、腸内環境を乱す悪玉菌が増えてしまい、便秘の原因になってしまいます。
野菜や果物、キノコ類から食物繊維を摂取し、さらに乳酸菌やオリゴ糖を含んだ腸内環境を整える食材をバランスよく摂取すれば、お通じが良くなって、便秘になりにくい体になります。
生活リズムを整える
日々の生活リズムに乱れが生じると、免疫力が低下してしまい便秘の発症につながりかねません。
起床から、朝食、昼食、夕食、就寝まで規則正しい生活リズムを送ることで、免疫力が高まって、便秘になりにくい体へと整います。
ストレスを溜めこまない
ストレスがたまると痔の原因になる理由ページに詳しく記載していますが、なんとストレスも痔の原因となりえるのです。
人間はストレスをため込むと、免疫機能を支配している自律神経に乱れが生じるようになります。
自律神経の乱れは、免疫力の低下へと繋がり、便秘をはじめとする様々な症状を引き起こしてしまいます。
十分な休養を取ったり、趣味に没頭したり、適度に運動するなどして、できる限りストレスを溜めないような生活を心がけましょう。
いぼ痔の原因と注意すべきことを理解したら
いぼ痔は日常生活の中で意識して行動するだけで、発症のリスクを抑えることができます。
できる範囲で注意して行動し、いぼ痔にならないように努めましょう。
万が一、いぼ痔になってしまった際には、発症リスクを軽減するような行動だけで病根が改善されることはありません。すみやかに検査・治療するようにしましょう。