肛門にできものがあると気づいた時の家庭でもできる対処方法
肛門に違和感を感じ、触ってみると何かできものができていたという経験はありませんか?
もしかしたら、何らかの痔症状かもしれません。
できものの種類によっては、かなり進行している恐れもあるため、このページでは、肛門にできものができていた際の正しい対処方法をご紹介します。
肛門周辺のできものは痔の可能性大!
肛門周辺に何かしらのできものができている場合、考えられる症状としては、
- いぼ痔(内痔核・外痔核)
- 痔瘻
- 皮垂(皮膚のたるみ)
- 肛門ポリープ
- 直腸ガン
- 直腸ポリープ
などが挙げられます。
たいていの場合、内痔核か外痔核の可能性が高く、それに次いで痔瘻が原因であると考えられます。
とはいっても安易な自己判断では、重い病気を見逃してしまう危険性がありますので、できるだけ早く専門医による診断を行うようにしましょう。
肛門のできもののできる場所によって、発生している痔の種類も異なる
肛門周辺にできているものが仮に痔だった場合、専門医できちんと診断をしてもらうことは絶対として、自己判断でもある程度種類を特定することは可能です。
方法としては、清潔に洗った手で肛門周辺を軽く指で触れてみて、どこにできものができているかを探ることです。
- 肛門の周囲や、肛門の縁にしこりや豆のようなものができている場合
- いぼ痔(外痔核)や痔瘻、痔瘻が引き起こした炎症などの可能性が考えられます。
- 肛門の中からできものが飛び出している(脱出している)場合
- いぼ痔(内痔核)の可能性が高まります。
肛門からできものが飛び出している場合は、肛門ポリープ、直腸ポリープ、直腸がんの場合も、あるため、自分で確かめたあと、すぐに病院で診察してもらうことをおすすめします。
肛門のできものの状態によって、発生している痔の種類も異なる
肛門にできできる、できものの状態によって、できもの(痔)の種類が変わります。
小豆から大豆状の硬いできものがある場合はいぼ痔の可能性
オーソドックスな痔であるいぼ痔の場合、肛門の内側にできる内痔核・肛門の外にできる外痔核ともに、肛門周辺にある静脈叢(じょうみゃくそう/静脈が細かく枝分れして網の目を作り、さらに立体的に構成されている部位)に何かしらの強い負荷がかかって鬱血し、イボ状の腫瘤(痔核)ができた状態を言います。
硬い豆のような手触りで、小豆から大豆くらいが通常で、大きいものになると親指くらいのサイズになります。
静脈層に負荷がかかってしまう理由は、便秘による長時間&強いいきみや、座りっぱなしなど様々ありますが、日常生活で注意を払うだけで発症リスクを下げることが可能です。
腫れぼったいできものがある場合は痔瘻の可能性
硬い豆の様なできものではなく、腫れぼったいできものの場合は、痔瘻の可能性があります。これは痔瘻の前段階である肛門周囲膿瘍によるものです。
直腸と肛門の境にある歯状線には肛門陰窩と呼ばれるくぼみがあり、ここに細菌が入り込むことで、炎症が起こり、化膿して膿の溜まりができるのです。
この状態を肛門周囲膿瘍といい、溜まった膿によって皮膚が腫れ、圧痛や鈍痛が生じるようになります。
溜まった膿は自然に破れるか、切開することによって皮膚表面より排泄されますが、多くは膿の管である瘻管が残った状態になり、肛門内にできた細菌の入り口と、膿が流れ出た皮膚の表面が1本のトンネルの様に貫通し、痔瘻が形成されます。
一度できてしまった瘻管が自然に治ることはほとんどなく、常に膿がにじみ出たり、ひどい場合には便まで漏れ出すようになります。
痔管がふたを閉じると、一旦症状が治まりますが、再び膿がたまり出して、痛みと共に腫れあがるという非常に厄介な症状です。
症状を正確に確認し状況に合わせた適切な治療を
いぼ痔の場合はその進行度(Ⅰ~Ⅳ度)に合わせて、市販薬、処方薬、外来措置、手術というふうに治療の方法が変わってきます。
詳しいいぼ痔の治し方については、こちらのページでまとめているのでご覧ください。
一方痔瘻の場合は薬での改善はほぼ不可能で、手術での治療が基本となります。
いずれにしてもメスを入れることで完治することは可能ですが、それはあくまでも一時的な症状の治まりであって、病根をもとから消す、根治ではありません。
ヒサヤ大黒堂では、痔は“有害な老廃物を原因とする内因性の内臓疾患”であり、体内に病根がある限り、何度も発症を繰り返すしつこい病であると考えています。
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