痔の予防方法と日常生活の中でできる痔の重症化を防ぐ方法

痔は3人に1人が患っていると言われるほど身近な病気です。

症状は軽度から重度のものまでありますが、重度になると排便時に滴り落ちるほどの出血をしたり歩行困難になってしまったりするため、できれば痔にならないように予防し重症化を防ぎたいですよね。

痔になる原因ページで詳細な内容はまとめていますが、根本原因は血液循環の乱れによる内臓疾患であるとヒサヤ大黒堂では考えています。この血液循環の乱れを防ぐことができれば、痔の予防や重症化を防ぐことができるということです。

このページでは、痔の根本原因から考える、日常生活の中でできる痔の予防方法についてご紹介します。

普段の生活習慣の改善方法など具体例をあげながらご紹介しますので、痔を予防したい方やすでに痔かなと思っている方はぜひ実践して症状改善につなげてください。

日常生活の中でできる痔の予防方法

痔の根本原因は血液循環の乱れにあります。ですので、間違った生活習慣など長年にわたる不摂生を改善することが大切になります。

では、どのような改善をする必要があるのか?
すぐにできる食事・運動・排便・入浴の4つの項目をまずはご紹介します。

食事改善で便秘や下痢にならない体に

食生活が悪いと痔の原因になることもページでも記載していますが、偏った生活は腸内環境をみだし、痔の大きな原因となる便秘や下痢となります。これらは、食物繊維をしっかりとり、アルコールを控えるなど、食事内容の改善で緩和することができます。

また食事のリズムも重要です。就寝中に空っぽになった胃は朝食を摂ると大腸にぜんどう運動を(収縮)を促す信号を送るため、便通が悪い方が朝食をとらないと、腸の機能が働きにくくなります。

普段から規則正しい食事をとれば、痔になるリスクを大きく減らせるのです。

適度に運動をすることで血行促進と免疫力の低下を防ぐ

慢性的な運動不足は免疫力を高める細胞の活性を妨げてしまい、結果的に免疫力低下につながります。免疫力が低下すると、便秘や下痢など、痔を発症する原因を作ってしまうため、運動することで痔の予防につながります。

また、便秘や下痢と同様に、痔の原因として多いのが同じ態勢でいることです。座りっぱなしや立ちっぱなしという状態は肛門に負担をかけ、うっ血の原因になるため、休憩時間をもうけて軽く体操するなどして、適度に体を動かすようにしましょう。

ただし、運動をするにしても、1回だけの激しい運動では、かえって体に大きな負担をかけてしまい、逆に免疫力の低下させてしまう要因となるので、ストレッチやジョギングなど軽い運動を短時間ずつ行うことが痔の予防につながるといえます。

トイレではおしりをやさしく拭く&洗う

排便後は便のカスが残ったままにならないように丁寧に拭く必要がありますが、その際に強くこすると、かえって皮膚が刺激されて痔を引き起こす可能性があります。

紙を押し当てるようにしながら優しく拭くようにしましょう。また温水洗浄機を使用する際には強い水圧で洗ったり、長時間洗いすぎたりするのは逆効果です。水流を弱めに設定し、優しく洗い流した後はしっかりと乾かすことも忘れずにしましょう。

痔の予防につながる正しいお尻の拭き方や、トイレ時の注意点については、さらに細かくまとめているのでご覧ください。

入浴で肛門を清潔にし、ゆっくり温める

入浴は、痔の予防法として効果的なもののひとつです。

身体を洗うことで肛門が清潔に保たれることはもちろん、おしりが適度に温まることで、いぼ痔の症状につながる静脈叢のうっ血が改善されます。

シャワーではなく、ぬるめの湯船にゆっくり入ることで、さらに高い効果が期待できます。

また、実際に痔の症状が発生した場合に痛みを和らげる方法としてお尻を冷やすという説がありますが、かえって逆効果なので絶対に実践しないようにしましょう。

痔を予防するための入浴方法と入浴痔の注意点についてもまとめているので、詳細が気になる方はご覧ください。

正しい生活習慣を続けることが痔の予防と症状悪化につながる

すぐに役立つ痔の予防方法として、食事・運動・排便・入浴の4つの項目をご紹介しました。しかし、日常生活の中でできる痔の予防方法はまだまだあります。

下記に日常生活の中でできる痔の予防方法についてまとめましたので、1つでも多く実行されることをお勧め致します。

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