肛門にぴりりとした違和感を感じたら痔の初期症状の可能性がある

排便時や、ティッシュでお尻を拭くときに肛門付近でぴりりとした違和感を感じることはありませんか?

それは、痔の初期症状かも知れません。

ここではぴりりと感じる違和感の正体や、対処せずに放っておいた場合に、どのようなひどい痔の症状に変化していくのかをご紹介します。

肛門がぴりりと痛む仕組み

肛門にぴりりとした痛みを感じるのは、肛門の出口付近の皮膚(肛門上皮)に傷が入った状態であることが原因と考えられます。

歯状線より下にある肛門上皮は肛門内側の粘膜と異なり、知覚神経が多く通っているため、少しの裂傷でも痛みを感じてしまうのです。

痛みが発生するのは主に排便時で、便が肛門を通過する際に傷口を刺激して、炎症を引き起こすことで痛みを誘発させているのです。

また、このような症状は、切れ痔の代表的な初期症状として挙げられます。

切れ痔は痔症状の中でも特に治りにくく、悪化しやすいのが特徴です。

肛門のぴりりと感じる症状は機能的肛門痛の可能性もある

ぴりりと感じたら切れ痔であると言いきりたいところですが、実は痔とは異なる症状の可能性も否定できません。

痔と間違えやすい代表的な病気の1つに「機能的肛門痛」があります。これは痔などのはっきりした原因がないにもかかわらず、肛門に痛みを感じる病気です。

神経や肛門括約筋の過度の緊張が主な要因と言われ、切れ痔などの痔症状との違いは、排便と関係なく痛みが現れることです。

しかし仮に機能的肛門痛の可能性があったとしても、決して自己診断で終わらせず、診察してもらうようにしましょう。

切れ痔ができる原因は?

肛門付近に傷ができる主な原因として、便秘による太い便や硬い便の排泄、また勢いよく出る下痢によって肛門上皮が傷つけられることが挙げられます。

切れ痔は20~40代の女性に特に多いと言われていますが、これは無理なダイエットによる便秘が主な原因になっているからと考えられます。

無理なダイエットが便秘になる原因は、食事量が少なくなると、便のかさが増えずに排便反射が起こらなくなってしまうからです。

排便反射が起こらないと便意も起こらず、やがて便が硬くなり便秘へとつながってしまうのです。

痔の初期状態である、ぴりりとした痛みを一時的に和らげる方法

ぴりりとした痛みを一時的に和らげるためには食事内容の改善や、嗜好品を控えることが効果的です。

カラシやワサビ、コショウなどの香辛料を使った食べ物は、たくさん摂取してしまうと刺激物が便の中に残り、排便時に皮膚を刺激して痛みを増幅させたり、痔症状をより悪化させてしまう可能性があるので、極力控えるようにしましょう。

またお酒やタバコなどの嗜好品は肛門直腸部の充血を起こしやすくするために、痛みのあるうちは控えることが望ましいです。

さらに、入浴でお尻を温めて血行を促すことで痛みが和らぐ可能性もあります。シャワーではなく、体に負担の少ない半身浴でゆっくりと浸かるようにしましょう。

しかし、これらはあくまでも一時的に痛みを和らげる方法であるため、痛みを完全になくすための方法ではないことを認識しておきましょう。

放っておくと違和感どころではなくなるかも!

ぴりりとする痛みを軽度の症状だと勘違いして、そのまま放置してしまうと、やがて違和感どころではなくなってしまいます。

最初は肛門のぴりりとした違和感であっても、実際に切れ痔が進行すると、傷の裂け目が徐々に深くなり、汚い物質がたまって、さらなる炎症を引き起こし、痛みはどんどんと増していきます。

ヒサヤ大黒堂に来られるお客様の中には、あまりの痛みに“まるで刃物でえぐられるようだった”と話される方や、“排便時はまさにこの世の地獄だった”と例えられる方もいらっしゃいました。

また切れ痔が慢性化し潰瘍状態になると、皮膚に突起物やポリープができたり、肛門狭窄(こうもんきょうさく)になる可能性があります。

さらに炎症から膿化して、膿を排出するようになると、痔ろうになってしまうなど、切れ痔以外の痔症状を発症する恐れもあるので、放置することだけは絶対に避けましょう。

もしも肛門がぴりりと感じたら

肛門がぴりりと感じる違和感を覚えたら、切れ痔である可能性が高いので早急に検査・治療されることをおすすめします。

まだ、ぴりりと痛む程度であれば、症状もそれほど進行していない可能性もあります。

痔症状は初期段階であるほど、治療に費やす時間も短く済むことが多いので、なるべく早く検査・治療するように心がけましょう。

 

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