痔の薬はどれがいい?症状別の薬の選び方と市販と病院でもらう薬の違いとは?

痔は3人に1人が発生していると言われる症状で、放置すると病院で手術が必要になる場合もあります。

ただし、痔がまだ軽度な症状であれば、市販薬で治る場合もあります。

ただし痔と言っても、いぼ痔、切れ痔、痔瘻など症状は様々あり、それに伴い、選ぶべき痔の治療薬の種類も変わります。

ここでは、症状別におすすめの痔の薬の選び方についてご紹介します。

いぼ痔が肛門内にできている内痔核の場合の薬の選び方

いぼ痔が肛門内にできる、内痔核。

肛門周辺には静脈層と呼ばれる毛細血管の集合体がありますが、この静脈層が何らかの原因でうっ血し、肛門の内側がいぼ状に膨らんでしまった状態のことをいいます。

初期症状として出血はあるもののほとんど痛みがないのが特徴です。

しかし症状が悪化すると痔核が大きくなり、痛みや炎症が増し、さらには排便時に痔核が外に脱出し、最終的には指で押しても戻らなくなってしまいます。

そんな内痔核の薬の選び方についてご紹介します。

内痔核の場合、注入薬を選ぶ

痔の外用薬には、症状の炎症を抑えたり、痛みや痒みを静めたり、殺菌作用のある成分が含まれています。

外用薬は坐剤・軟膏・注入軟膏とタイプ分けされていますが、内痔核の場合は坐剤や注入軟膏を選ぶ必要があります。

坐剤は主に肛門内部に発生した痔に使う固形の薬です。

一方、注入軟膏は内痔核と外痔核両方の痔に使える薬です。

内痔核に使用する場合は容器のノズルを肛門内に挿入し、ゆっくりと注入するようにしましょう。

また、痛みや出血がひどい場合は鎮痛効果や止血作用、炎症を抑える成分などが配合されている内服薬との併用もおすすめです。

軽度な内痔核だと、1-2週間で治るパターンが多い

内痔核は痔症状の中で唯一、明確な進行レベルが設定された痔です。

薬の効果があるのは全4段階(Ⅰ度~Ⅳ度)のうちⅡ度目までと言われています。

完治するまでの治療期間は症状によって変わりますが1~2週間で治るパターンが多いとされています。

薬を使用して1-2週間で治らない場合、薬での治療を諦める

薬を使用し始めて1~2週間で効果が出ないようであれば、医療機関で受診することをおすすめします。

市販薬よりも効果的な薬を処方され、さらに1~2週間の様子を見る場合もありますが、病状が深刻な場合には手術をすすめられることもあります。

いぼ痔が肛門外にできている外痔核の場合の薬の選び方

いぼ痔が肛門外にできる、外痔核。

内痔核と比較すると初期の段階からズキズキと強い痛みを感じることが特徴です。

症状が悪化すると炎症を起こして痔核の中に血の塊ができて、急に腫れてうずきなどの発作を起こすこともあります。

さらに放置することで、便が細く出にくくなったり、痛みが終日続くようになるなど、どんどん症状が深刻化していきます。

外痔核の場合は軟膏タイプの薬を選ぶ

外痔核には肛門の外側や、肛門付近にできた痔に使う軟膏タイプの薬を選びましょう。

清潔な指に患部をおおう量の軟膏を取り塗布します。指で直接塗りたくない場合は、ガーゼなどにのばして患部に貼付しましょう。

また内痔核でも紹介した注入軟膏を、軟膏と同じように塗って使うという方法もあります。

内痔核と同様、痛みや出血がひどい場合は内服薬との併用もおすすめします。

軽度な外痔核の場合は3~4週間で治る

まずは3~4日間にわたって経過を見ます。

たいていの場合、服用期間中に痛みや腫れは引き、その後3~4週間かけて痔核が徐々に消滅していきます。

3~4週間薬を使用し続けても腫れがひかない場合は、薬での治療を諦める

薬を使用しても、一向に痛みや腫れがひかない場合は、病院での検査をおすすめします。

病院ではより効果の高い薬を処方されることもあれば、入院を必要としない外来手術を行う可能性があります。

切れ痔の場合の薬の選び方

別名「裂肛」と呼ばれる切れ痔。

太い便や硬い便の排泄、勢いよく出る下痢などを原因に、肛門の皮膚が切れたり破れたりした症状のことを言います。

初期の段階から排便時に激しい痛みや出血を伴い、症状がひどくなると最初は浅かった傷口の裂け目が深くえぐられ、そこに汚い物質がたまり、さらに炎症を起こします。

さらに放置しておくと炎症から潰瘍やポリープができて、肛門が狭くなってしまう肛門狭窄という症状にまで悪化することがあります。

切れ痔の場合、軟膏または注入薬を選ぶ

切れ痔は肛門の外側にできる痔症状であるため、軟膏、または注入軟膏を選ぶようにしましょう。

またほかの痔症状と同様に、痛みを抑えたい場合には内服薬と併用することをおすすします。

ただし切れ痔は進行が速いため、痛みを鈍らせることで気付かないうちに症状を進行させてしまう恐れもあるので注意が必要です。

軽度な症状の切れ痔は薬を使えば10日前後で治る

傷の深さに左右されますが、通常10日程度を目安としましょう。

10日間薬を使い続けても症状が続く場合は、薬での治療を諦める

薬を使い始めて10日たっても、変わりなく痛みが続くようであれば、すでに重篤化している可能性が高まります。

速やかに市販薬での治療を止め、病院で検査し、本格的な治療に臨むことをおすすめします。

痔瘻の場合の薬の選び方

痔瘻は、他の痔症状に比べて発症数は少ないものの、治療が最も困難と言われている症状です。

その特徴として、いきなり痔瘻になるということは稀で、ほとんどがその初期症状である肛門周囲膿瘍を経て発症します。

肛門周囲膿瘍とは直腸と肛門の境にある歯状線の肛門陰窩(こうもんいんか)と呼ばれるくぼみ部分に細菌が入り、炎症を起こして化膿し、膿の溜まりができた状態のことです。

肛門周囲膿瘍になると、溜まった膿によって皮膚が腫れ、圧痛や鈍痛が生じます。

溜まった膿は自然に破れるか、切開することによって皮膚表面より排泄されますが、多くの場合、膿の管である瘻管が残った状態になり、肛門内にできた細菌の入り口と、膿が流れ出た皮膚の表面が1本のトンネルの様に貫通してしまいます。

このトンネルが出来た状態こそ、痔瘻と呼ばれる症状で、一度できてしまった瘻管は自然に治ることはほとんどなく、常に膿がにじみ出たり、ひどい場合だと便まで漏れ出すようになって、悪臭を伴うようになります。

痔瘻に効果のある薬はない

痔瘻は、いぼ痔や切れ痔と違って市販薬ではいっさいの効果が望めず、主に病院での手術でしか完治に導くことはできないと言われています。

痔瘻の前段階である肛門周囲膿瘍は膿が溜まった腫れが自然に破れることもありますが、あまりにつらい場合は切開して排膿する必要があるため、できるだけ早いタイミングで病院へ行くことをおすすめします。

不思議膏は重篤な痔の症状にもおすすめ

市販薬を使用しても、治せるのは一時的です。

落ち着いた頃に再発してしまう可能性があることを知っておきましょう。

ヒサヤ大黒堂の、8つの生薬を配合した家傳薬「不思議膏」は、病根に対して働きかけ、有害な老廃物を吸収しながら、便と共に体外に排出します。

手術では取り除けない病根を取り除き、痔を再発しない体へと導くことを目的にしています。

一次的な完治ではなく、二度と再発をしない根治を目指したい方は、一度お試しいただいてはいかがでしょうか。

薬と合わせて痔の症状を緩和するためにできること

薬を使用する以外にも、痔の症状を緩和させる方法があります。

薬の服用と並行して行うことで、より速やかに痔を完治させられる可能性があるので、ぜひお試しください。

痔の予防方法ぺージで詳細な記事を紹介していますが、ここでは抜粋してご紹介します。

温める

内痔核や外痔核は静脈層の血行不良を原因として発症します。

血行不良を緩和するための最も簡単な方法に肛門周辺を温めるという方法があります。

温め方はいくつかありますがその代表といえるのが日々の入浴です。入浴の際はシャワーではなく、体をしっかり温められるように湯船に浸かるようにしましょう。

またお湯は熱すぎず、ぬるすぎない40度前後に設定し、湯船では股を左右に広げて、できるだけ肛門に湯が当たるようにするのが効果的です。

肛門トレーニング

静脈層のうっ血緩和に効果的なものに肛門トレーニングという方法があります。

トレーニングは2種類あります。

肛門トレーニング1
足を軽く開いて立ち1~2秒に1回のペースで肛門を引き締め、これを3~5分の間続ける
肛門トレーニング2
肛門をゆっくりと引き締め、その状態を10~15秒キープし、いったん力を抜いた後に再び引き締める。これを5分ほど何度も繰り返す

それぞれ1日に1回ずつ行うことで静脈層の血流がスムーズになります。

食事

食事を原因とする便秘や下痢は、各種痔症状の誘発および、症状悪化の原因になります。

食物繊維をたっぷり含むものを積極的に摂取し、香辛料やアルコールを控えるなど普段の食事の内容を見直すことで、痔の症状悪化を抑えることができます。

また毎日の朝食を欠かさずとるなど食事のリズムも大切にし、便通を良くするようにしましょう。

運動

慢性的な運動不足は体の免疫力を低下させ、痔の症状を悪化させる下痢や便秘を誘発する恐れがあります。

日頃から適度な運動をすることで、免疫力を高めるようにしましょう。

肛門トレーニングほど直接的ではありませんが、静脈層のうっ血緩和にもつながります。

トイレでのポイント

間違った排便行為によって痔を悪化させてしまうこともあります。

例えば便秘の場合、長時間、強くいきむと肛門に大きな圧力がかかり、静脈叢のうっ血を助長することもあれば、硬い便を無理やり押し出すことで切れ痔の傷口を広げることもあります。

排便の際に、いきむ時間は1回あたり5秒から10秒を目処とし、トイレに入る時間も3分から5分程度を目安にしましょう。

便が出ない場合には、無理せず切り上げるように習慣づけましょう。

市販薬のデメリットも理解して薬を使用することをおすすめします。

痔の薬の選び方について解説しましたが、いかがだったでしょうか。

痔は初期症状であれば市販薬が有効に働き、そのまま完治する場合があります。

しかし、ある程度、病状が悪化している状態では、あまり効果を見込めず、薬を使用しているという安心感から、返って病状を重篤化させてしまう恐れもあることを理解しておきましょう。

各自症状で説明した薬を使っての治療期間をひとつの目安とし、一向に治りそうにない場合には、ヒサヤ大黒堂の不思議膏を使用してみてください。

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