出産が痔の原因となる理由と予防方法とは

女性が痔になってしまうきっかけのひとつに出産があります。

幸せと引き換えになぜ辛い症状を誘発してしまうのか、そのメカニズムをご紹介。さらに予防方法法についてもご説明します。

出産中のいきみが、いぼ痔を形成する原因となることも!

いぼ痔は肛門付近に網の目の様に張り巡らされた静脈層が、圧迫されて鬱血することで発症する痔の症状です。(さらに詳しい痔の症状については、こちらのいぼ痔の原因と症状ページをご覧ください。)

便秘による排便時の強いいきみをきっかけに発症することが多いのですが、強くいきむ出産時にも発症することがあります。

便秘によるいきみは避けることが可能ですが、出産時は赤ちゃんが外に出ようとする力を助けるためにも、いつも以上に強くいきむことが必須であり、決して避けることができません。

また出産時には肛門皮膚が傷つく可能性も高く、切れ痔を併発する可能性もあります。

いずれにしても出産中には痔のことなど気にする余裕がないほど大変なので、痔ができるかできないかは時の運と割り切って考え、発症してしまった場合は症状が悪化する前に速やかに検査・治療に臨むようにしましょう。

出産前・出産後も痔を誘発&悪化させる原因がいっぱい!予防方法も理解しておく!

出産当日に痔ができるリスクをお伝えしましたが、実は出産前や出産後にも痔ができる原因はたくさん潜んでいます。

これらをしっかりと予防することで、回避できる可能性がグンと上がりますのでぜひ意識するようにしてみてください。

〇〇しっぱなしが痔の原因に!◯◯しっぱなしをやめて鬱血を予防

女性の体は出産に備えて一時的に血液が増えるようにできていますが、その際、肛門付近の静脈叢にも負担がかかる場合があります。

座りっぱなし、立ちっぱなしなど、同じ態勢を取り続けることによって、さらに静脈層が圧迫されて鬱血を引き起こす危険性がありますので、適度に立ち上がったり、歩いたりして、軽く運動するなどして、血流をよくするように心がけましょう。

座ったままの姿勢で肛門を締めたり、ゆるめたりを繰り返す肛門括約筋トレーニング法も効果的です。

出産前後は水分不足になりやすいため痔の原因に!意識して水分を摂取して便秘を予防

出産前・出産後の女性は一時的に便秘になりやすい体になっています。

便秘はいぼ痔や切れ痔の主要な原因のひとつですので、適切な対処をすることで、痔のリスクを大きく下げることができます。

そこで出産前と出産後の痔の原因となる便秘の予防方法についてご紹介します。

出産前
一時的に血液量が増えるに際して、身体が多くの水分を欲します。体の水分が不足してしまうと便が硬くなってしまい便秘の原因となってしまいますので、水分を意識的にとる必要があります。
出産後
血液量が減少しますが、赤ちゃんに授乳するに際して、体内の水分がどんどんと失われていきます。出産前に続いて、こちらも水分をこまめにとることで、便秘のリスクを下げることができます。

出産の際に、会陰切開や帝王切開の傷が残っていると、下腹部に力を入れづらく、排便がスムーズにできないことから便秘へとつながってしまうケースもあります。

そうした場合は、トイレでは無理にいきむようにせず、便が出なければあきらめるくらいの気楽な気持ちでいましょう。

痔の原因となる便秘を予防するために、食物繊維や乳酸菌などの成分が入った食事を

野菜や果物などに含まれる食物繊維や、発酵食品に含まれる乳酸菌は、便秘を抑制して快便をもたらす優秀な食材です。

意識して摂取すればそれだけで便秘の予防となりますので、出産の前後だけでなく、常日頃から積極的に食事に取り入れるようにしましょう。

食生活が痔の原因になるページにてさらに詳しくまとめていますが、たんぱく質や脂質は過剰に摂取しすぎると便秘の原因になるほか、カプサイシンなどの香辛料は肛門の炎症を招くので、妊娠中にはなるべく控えましょう。

妊娠中のストレスも痔の原因に!ご主人やご家族によるストレスケアが痔を予防する

妊娠中や出産前後はナイーブな気持ちになりやすく、ちょっとしたことが精神的なストレスにつながってしまいます。

ストレスがたまると痔の原因になる理由ページにてさらに詳しく記載していますが、人の体はストレスを感じると自律神経に乱れが生じ、体のあちこちに不調をきたすようになります。

痔の原因となる便秘や下痢も誘発する恐れもありますので、できるだけストレスを溜めないようにしなければなりません。

そばにいるご主人や、ご家族のフォローは非常に心強く感じるものですので、適切な距離感を保ちつつ、奥様の精神的な負担を和らげるようにしましょう。

出産は痔の原因になり得ることを理解したら

出産時のいきみや裂傷で痔が出来てしまうことは仕方のないことだと割り切り、もし痔が出来てしまった場合は速やかに検査・治療に臨むようにしましょう。

出産前後はきちんと対策することで、痔ができるリスクを大幅に下げることが可能です。

出産が原因となり痔に悩まされた方の声についてまとめていますので、さらに詳しくしりたい方はこちらのページもご覧ください。

万全の心構えのもと、元気な赤ちゃんが生まれた後は、家族みんなで心身ともに健やかな生活を送られることを願います。

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